イベントレポート
Acer、有機EL採用ゲーミング製品を複数展示。最大144Hzの“27型モバイルモニター”も
2025年5月19日 10:45
Acerは、5月20日より開催されるCOMPUTEX TAIPEI 2025に先駆け、報道関係者向けのメディアラウンジを開設。ゲーミング関連では、ペン付きでクリエイティブな用途にも対応できる14.5型ゲーミングノートや、有機ELパネル搭載モニターなどが展示されていた。
PREDATORブランド
PREDATORブランドでは、ペン入力もできる14.5型ノート「PREDATOR TRITON 14 AI」をはじめ、ゲーミングPCや有機ELモニターが展示されていた。
PREDATOR TRITON 14 AIは、ゲーミングだけでなくクリエイターによる使用も想定した14.5型ノート。付属のペンにより、タッチパッド部分をペンタブのように使えるのが大きな特徴。なお、ディスプレイ部分はタッチ操作には対応するが、ペン入力は行なえない。
CPUにCore Ultra 9 288Vを搭載可能で、Copilot+ PCにも準拠。そのほか、最大32GBメモリ、最大2TB PCIe 4.0 SSD、最大GeForce RTX 5070 Laptop GPU、14.5型2,880×1,800ドット/タッチ対応有機EL、Windows 11などを装備。
本体サイズは321.79×221×11.05〜17.31mm、重量は1.6kg。
加えてゲーミングPCでは、Core Ultra 9 285Hや32GBメモリ、GeForce RTX 5070 Laptop GPUなど搭載可能な14.5型ノート「PREDATOR HELIOS NEO 14 AI」、Core Ultra 7 265F、32GBメモリ、GeForce RTX 5070など搭載可能なデスクトップ「PREDATOR ORION 3000」も並んでいた。
また、新型の26.5型有機ELゲーミングモニターも2機種展示。「PREDATOR X27U F5」は、WQHD(2,560×1,440ドット)/500Hz対応で、映像入力端子としてHDMI 2.1 2基、DisplayPort 1.4 2基、USB Type-C(映像入力/65W給電対応)を装備。USBハブ機能も備える。
「PREDATOR X27 X」は、4K(3,840×2,160ドット)/240Hz対応で、映像入力端子としてHDMI 2.1 2基、DisplayPort 1.4を装備する。
どちらもパネルはQD-OLED(量子ドット有機EL)で、表示色数が10億7,000万色、中間色応答速度が0.03ms、ピーク時輝度が1,000cd/平方m、コントラスト比が150万:1、視野角が上下/左右ともに178度、色域がDCI-P3 99%などとなっており、FreeSync Premium Proもサポートする。
NITROブランド
NITROブランドでは、キックスタンド内蔵で屋内での移動もしやすい27型ゲーミングモニター「PG271K」などを展示していた。
PG271Kは、27型4K IPSパネルを搭載したゲーミングモニター。USB Type-C電源で駆動するほか、キックスタンドも備えており、超大型のモバイルモニターとして、シーンに応じて移動させて使うことができる。
パネルは4K/72HzとフルHD(1,920×1,080ドット)/144Hzの2つ表示モードに対応。表示コンテンツにあわせて切り替えられる。
主な仕様は、表示色数が10億7,000万色、中間色応答速度が最大0.5ms、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が最大1億:1、視野角が上下/左右ともに178度、色域がDCI-P3 95%など。
インターフェイスは、HDMI 2.0、USB Type-C 2基、音声出力などを備える。
そのほかモニター製品では、Google TV搭載のスマートゲーミングモニターとして、3,440×1,330ドット/240Hz対応の34型湾曲ウルトラワイド「NITRO GA341CUR W0」、4K/165Hz対応の31.5型「NITRO GA321QK P」を展示していた。
さらにゲーミングノートPC製品では、16型の「NITRO 16S AI」、「NITRO V 16S AI」、「NITRO 16 AI」、18型の「NITRO 18 AI」も展示。ともに最大でCPUにはRyzen AI 9 365、GPUにはGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU(NITRO 16S AIはRTX 5070 Laptop GPU)まで搭載可能となっている。